葉酸の種類

重要な栄養素である葉酸ですが、一概に葉酸といっても実は種類があるのです。どのようなタイプに分かれるのでしょうか。

実は葉酸の種類には天然葉酸(一般的に「食事性葉酸」と呼ばれるもの)と合成葉酸の2種類があり、この2つは体内への吸収効率の違いに特徴があります。

・天然葉酸
天然葉酸とは、つまり⾷材に含まれる葉酸のことを指し、ポリグルタミン酸型葉酸と呼ばれています。このタイプの葉酸は、消化管の酵素によってモノグルタミン酸型に分解されてから⼩腸に吸収されます。しかし、その過程で受ける様々な影響のため、体内への吸収効率は摂取した量の半分程度になってしまいます。
なので、⾷材に含まれる葉酸なのでサプリメントに含まれることは、あまりない種類なのです。

・合成葉酸
一方合成葉酸は、モノグルタミン酸型と呼ばれる葉酸で、摂取した量の約85%が体内で利⽤できます。主にサプリメントなどに含まれている葉酸です。天然葉酸の吸収率は約50%と言われているのに対し、合成葉酸は35%も高いのです。

天然葉酸は収穫時期や天候の影響を受ける場合があり、合成葉酸(サプリメント)は、吸収効率や原料の品質は常に安定していることからも、葉酸サプリメントの人気につながっています。

コラム

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